2011年04月13日

暴力の中で性と死を遊ぶ 『四月の涙』

 ロシアからの独立直後に起こったフィンランド内戦下で敵と味方として出会った男女の愛を描いた映画
 ……となると、単純に反戦ムード一色になるのかなー、と思ったが、どうしてどうして、先の読めない主人公たちの動き。とくにエミール判事と、彼に従う写真家(今は軍の施設として使われている精神病院に入院していた患者)が出て来てからの展開が本当に面白い。内戦という異常な状況の中で、歪んでいく性と死生観が丹念に描かれていて、堪能、同時に考えさせられた、人の幸福というものを。

 『ククーシュカ ラップランドの妖精』もそうだが、女がたくましいのだ。男なのに妊娠もできる。そういうパワーが小気味良かったです。

公式サイト http://www.alcine-terran.com/namida/
2011年5月 銀座シネパトス他で公開
 
 
posted by ishizuka_tomo at 19:36| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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